勢獅子 解説

2026年04月20日 10:24
カテゴリ: お囃子ライブ

お囃子ライブvol.21は【常磐津】尽くしとなっております。

ちなみに常磐津とは正式には常磐津節(ときわずぶし)と云い、浄瑠璃の一派。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)が創始した「豊後節(ぶんごぶし)」から派生したものです。豊後掾は、江戸で大変な人気を得ましたが、作品には心中ものが多く、風紀を乱すという理由から幕府に禁止されてしまいます。
豊後掾が江戸を去り、弟子の文字太夫(もじたゆう)が起こしたのが「常磐津節(ときわずぶし)」なのです。

今回二部の最初はおめでたい演目【勢獅子】
歌舞伎でもお正月によく出る出しものです。
少し解説をいたしましょう。

舞台は江戸三大祭のひとつ、日枝神社の山王祭で賑わう街です。
町内にはほろ酔い気分の鳶頭や芸者たちが勢ぞろい。鳶頭たちは曽我兄弟の仇討の物語、江戸前の威勢のいい獅子舞を賑やかに披露してくれます。

ゆったりとした重厚な曲調が特徴で、舞踊の伴奏は出語りと云って太夫と呼ばれる語り担当と三味線方から構成されます。歌舞伎では太夫と三味線方が舞台上に設けられた席に出て観客に姿を見せて語るので一層迫力があります。

今回舞踊はございませんが、華やかな江戸の街を想像しながらお楽しみいただきたいです♡

記事一覧を見る